小児歯科のコンセプト
歯科恐怖症への対応
歯科治療時や来院時に泣いたり、怖がったりと、恐怖症状を示すお子さんがいます。
そのお子さんの性格にもよりますが、保護者の方が日ごろからぐずった時に
「歯医者さんで注射してもらうよ」など怖がらすようなことを言ってませんか!
また、小さなむし歯のうちに治そうと3歳未満の子を無理に治療したりすると、
子供は歯科恐怖症になりやすいようです。
低年齢では初回から削るよりも、だんだんと医院に慣れてもらえるようにすることから始めています。
むし歯は14、15歳まではできやすいので、慌てて削るよりも予防処置(レーザー)や指導、
定期的に検診を受けることが必要だと思います。
恐怖症になったら、治療を急がず、少しずつ慣れるようにしながら、自信を回復させてあげることが大切です。
◎三歳児の歯
乳歯が萠えそろうのは3歳前後です上10本、下10本です。
この頃からやっとしっかり噛めるようになってきます。
しっかり顎を使うことにより顎の成長を促します。
むし歯になりやすいのはどの歯?
3歳を過ぎる頃からむし歯も多くなります。むし歯になりやすいのは、上の前歯の隙間と噛み合せです。
むし歯の元はプラークです。歯ブラシを使って保護者の方がきれいにしてあげましょう。
◎混合歯列期
混合歯列期とは、乳歯が永久歯に萠え替わっていく時期のことで乳歯と永久歯が共存している時期です。
目安としては6歳〜12歳頃ですが、個人差はあります。
永久歯が萠えるのを乳歯が邪魔をしていると、歯科医院で抜歯する必要があります。
定期的なチェック
永久歯が萠えそろうまでは、歯の高さがデコボコになり、歯磨きがしにくくなります。
萠えてきたばかりの永久歯は、表面がやわらかくむし歯になりやすい状態です。
磨き残しがないか保護者の方が見てあげてください。
◎6歳臼歯
永久歯の中で、下の前歯と共に最も早く萠えてくるのが、上下の第一大臼歯です。
この歯は6歳頃萠えてくるので、6歳臼歯と呼びます。
6歳臼歯の大切さ
永久歯の中でも最も大きく、最も噛む力が強い歯です。上下の噛み合せの基準となり、
他の永久歯が正しく萠えるガイドとなる歯です。
お子様のブラッシングについて
三歳児頃
特に磨き方の方法にはこだわらず、虫歯になりやすい場所(前歯の隙間や奥歯のかみ合わせの面)に注意し、
おくまでしっかりと磨きましょう。この頃から、口の中を清潔に保つ習慣をつけてあげることや、
おやつの回数、時間を決めて与えることはとても大切なことです。
混合歯列期
6歳臼歯について
歯が生え揃うまでは、歯の高さがデコボコでとても磨きにくくなります。
歯ブラシをいろんな方向から入れ、一本一本しっかりと磨きましょう。体の成長と共に顎も大きくなり、
永久歯がスムーズに生え揃うために乳歯の隙間が広がってきます。その隙間に食べかすが詰まりやすい状態になり、
虫歯や歯肉の腫れにつながります。年齢的にも、いろんなことが一人でできる時期で、
保護者の方がチェックしなくなる頃ですが、自分だけでは完全に磨けないので定期的に見てあげましょう。
特に生え始めの6歳臼歯は、乳児より一段低く見落としやすいので注意しましょう。
予防処置
生えてきたばかりの永久歯は、表面がやわらかく虫歯になりやすい状態です。
生え揃うまでの時期に、虫歯になりにくくする処置があります。
虫歯の出来やすい溝に予防充填(シーラント)するものや、レーザーを使ってフッ素を浸透させ、
歯質を強化し虫歯から歯を防ぐことができます。